- Chapel in Hiromine -
所在地::兵庫県姫路市
設計 :2008.08〜2008.12
施工 :2009.01〜2009.03
用途 :チャペル
兵庫県姫路の市街地が見渡せる広峰山頂付近に位置するホテルの第U期改修計画である。近くには、牛頭天王の総本宮であり734年に創建された広峯神社がある。第一期では、国民年金保養施設であった築30年の宿泊施設を、リラクゼーションをテーマとしたホテルとしてリノベーションし、第二期では、施設の2階部分にチャペル空間を挿入した。
既存の築30年のRC造の施設に対し、チャペルは、周囲の広峰山の自然と呼応するように、周囲の森にある樹木から樹種を選んだ木の空間とした。眺望の開けた姫路市街地の南側へと拡がる台形の平面形状を持ち、既存施設の外壁より外へと突出する形態を持つ。
壁面の木製格子は、日本の伝統的な紋様である六つ目編みをモチーフとした六角格子とし、昼間自然光がチャペル空間に入射すると、チャペル周囲にガラス越しにぼやけながらそのパターンを伝える。
またチャペル南側に整備した庭園には、施設の南側に広がる姫路市街の風景に点在する山々と呼応するように築山を設けている。
広峰の森の中で日本の伝統と周囲の自然を敬い表現したチャペルである。