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敷地は東京から電車で2時間ほどかかる群馬県伊勢崎市の住宅地に位置する。敷地周辺は元々田畑で、周囲には低層の小さな住宅群が建ち並び、遠くに山々を望むことができる盆地にある。ここに4人の家族が住む住宅を計画した。周辺環境から、大きな一つのヴォリュームより、小さなヴォリュームを組み合わせた方が周辺環境と調和すると考えた結果、施主の要望を読み取り、機能によって分かれた気積と色の異なる12の平屋の箱を計画し、それらをリング状に配置した。このリング状のプランを住民は回遊しながら生活することができる。雁行して配置した箱の輪の中央部には庭が生まれ、また矩形の隣地との境界線の間にも色々な大きさの庭が生まれる。様々な場所で内と外がつながる計画である。そして何よりもこの計画の特徴は、屋根面の果樹園である。室内の断熱も考えほとんどの平屋の屋根部分を緑化し、果実がなる樹木や菜園を計画した。この屋根の上の果樹園は、家族が、実がなることを楽しみながら育てるガーデンであり、同時に近所の人々にとっては2階の窓から目で見て楽しむことができるランドスケープであり、住み手が近隣住民に採れた果実を提供し、一緒に収穫を祝うコミュニティガーデンでもある。そして鳥や虫たちが集まり、彼らのさえずりはここに住むみんなの楽しみとなるであろう。