- 2012 OLYMPIC LANDMARK, PARIS FRANCE-
所在地:Paris, FRANCE
設計 :2004.08-09
この地球上では、いまだなお国家間の分裂や民族間の衝突行為が繰り返され、戦争、テロといった非人道的な行為はなくならない。
オリンピックは本来世界の平和、国際社会の友好のためのイベントであり、スポーツは人種や文化や国籍を超えるひとつの手段でもある。民族の祭典オリンピックのランドマークとしてこれまでに起こった過去・現在を知覚し、これからの未来を想像するための施設を計画する。
オリンピックの本質から「身体」「精神」「競争」「共生」「民族」「祭典」という6つのキーワードを導き出し、この施設ではこれらのキーワードを核に派生する過去から現在そして未来へとつながる諸々の事象を映像を通じて体験することができる。
観者はランドマークのワンルーム空間の中でスパイラル状に上昇するスロープ状の「探求の道」に沿ってレベルを変えて分散配置されるテーマ別の6つのゾーンを順に体験していく。空間の中心に配置された映像の塔は、その映像の動きによってまるでたいまつの炎の様に蠢き、各フロアーに対して異なる映像シーンを提示していく。
このランドマークは、解体、構築、移動に優れ、パリ大会から始まる新しいオリンピックのシンボルとなり、従来の「聖火」の様にこれから続く世界中のオリンピック会場の各地に「平和を考える象徴としての場」として継承されることを望んでいる。