- Urban-open -

所在地:  USA,Chicago
設計  :  2006.04
完成予定: 2007.05

アメリカ、シカゴの近隣公園の実施計画案である。都市に分布するパブリックスペースとしての近隣公園は、都市環境を形成する重要な要素である。パブリックスペースとしての公園が一部の人々にしか利用されていない現状を受け止め、世代を超えて利用できるコミュニティーの場所を考えた。

これまでの公園は、完成形としてある日その場所に突如現れる。その挿入物に親しみを持つ人々もいれば、全く関わりを持たない人々もいる。この公園は住人達の寄付金でつくり、当初は低予算なことも考慮し、最初に完成形としての公園をつくるのではなく、年月を経て少しずつ成長していく公園のシステムを提案する。

この公園の中心的存在として計画しているのがグリーンウォールである。このグリーンウォールは、近隣の人々がシカゴの建設廃材や日常的なゴミと現場の土とを混合しながら自らの手でつくっていく。これまで分け隔てる役割を担ってきた「壁」から人間と環境をつなぎ合わせ関係性を育む「壁」への機能転換を試みた。

このグリーンウォールには世代を超えて様々な人々が関わり、壁面緑化、温室、貯水タンク、倉庫、根鉢、家具、基礎、ギャラリー等の環境的かつ建築的な機能が少しずつ生まれる。これらの諸機能の発生に伴い、人々のアクティビティーも序々に活性化し、年月と共に人々とこの場所との関係性がつくられていくであろう。

建築や環境のつくられる過程に注目し、環境と建築と人々の関係性を再構築するプロジェクトである。

PUBLISH

日経アーキテクチュア      '07 March

AWARD
2006年 国際コンペ 「URBAN-OPEN」 1等
LINK
http://www.urban-open.org/