-VAJRA FOREST -

所在地: 大阪市北区茶屋町
設計 :  1999.06〜1999.10
施工:   1999.11
用途:   Hair Salon, Cafe
延床 :  171.6m2

AWARD
Interior Planing Award 2000 
JCD 2000
© Kaori Ichikawa
・URBANFOREST PROJECT

大阪の中心地梅田、その中でも特に若い世代が集まる茶屋町に、VAJRAForest は立地する。VAJRAはスタイリストと客とが、ヒエラルキーなく交流し、創造することを店のコンセプトとしている。また、ここでは美容室としての機能だけではなく、サロン、ギャラリー、イベントスペース等、多種のプログラムが要求された。
そこで設計者がある固定的な機能を与えるのではなく、その時々に変わる目的に合わせて、フレキシブルに空間を変化させられる構成としている。店の作業場内におかれるすべての要求を可動式にしつらえ、スタッフやVAJRA に集まる人達が状況に合わせてレイアウトを変えていくことが可能である。鏡付きのガラススクリーンは、格子状のレールに沿って、移動し、回転することができ、特別客を迎える VIP ルームと多目的に使用するプライベートルームの2つのブースは、下部にキャスターを設置し、フロアー内を自由に移動することができる。そして、サロンスペースを構成する家具類もすべて可動式で、現状定点を持たない自由なレイアウトを行っている。
また商業ビルの3階にあるこのスペースは、四方に開口部を持ち、周囲の風景を切り取ると同時に自然光を取り込む環境が備わっていた。そこでその場所の特質である光の動きを空間に取り込み、自然現象によって移ろい変わっていく空間を目指した。レールから吊るされる24枚の鏡付のガラススクリーンには、色相円環を描くそれぞれ異なる24種の色を焼き付けている。昼間、色がラスを透過する光、鏡に反射する光が重なり合い、時と共に姿を変える「色光」の現象が空間を変化させていっている。このプロジェクトは、この店における活動が月日と共に変化し、発展していくことを前提としている。ここでは内装が活動を制限することなく、集まる人々や生じる現象によって、様々な可能性が浮かび上がってくるための最小限のフレームとして空間を考えている。

商店建築 2000年6月

INTERIOR WORLD No47
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